■Bitches Brew とは? マイルス・デイビスが1969年に吹き込んだ2枚組アルバム(CBS)で、その後のジャズの流れを大きく変えてしまった。69年といえば、ぼくが初めてアメリカのジャズ・シーン=情況と深くかかわり始めた年でもあって、カフェ&バーのスタートにふさわしいというわけ。 |
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Bitches Brew のレコードジャケット |
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■Bitches Brew の意味は? 直訳すると「アバズレ女の憂愁」とでも訳すんだろうけれども、ジャズ・アーチスト=ヒップスターが発する場合、Bitches は「最高にいい女(奴)」という意味にもなる。で、カフェ&バーBitches Brew for hipsters only は「最高にいい女がひとりでも安心して過ごせますよ」というメッセージもWらせているのです。Bitches のBをWに変えてみると、Witches Brew、つまり麻薬__。Bitches Brew は、まぎれもなく、それまで誰も到達したことのない、どでかいスケールの未踏の空間なのです。 ■何故、白楽なのか? 自宅から歩いて30分以内に、ひとりでも過ごせる大人のテイストを持ったカフェ&バーがないんで、それならば、自分でオープンしちゃおうというノリですね。 1961年以来、ジャズ喫茶と映画館がもうひとつの学校だったから、探し始めた頃は、横浜は伊勢佐木町の裏通り、映画館<ジャック・アンド・ベティ>の近くも有力候補だった。でも閉館してしまい、結局、歩いて通える白楽に落ち着いたわけ。昔は、近くに白鳥座やべに座という映画館があったのに、今はもうなくなってしまった。 コンセプトは「本当は誰にもあまり教えたくない、かくれ家」というより「ぼくの部屋に遊びに来ない?気楽にね」っていうところなのです。 ■ジャズとは? リロイ・ジョーンズは「変わっていく同じもの(changing same)」といっているように、常に現在進行形=<いま>なんだ。ジャズは超ジャズだと、ぼくは思う。ジャズはジャズを超えることでしかジャズたりえないわけ。帝王マイルスは「俺の音楽をジャズなんていうな! だから何だってんだい(So What)?」ってよくいっていたんだけれど、ぼくは、コンテンポラリー・ミュージックとしてかかわってきた。ただし「現代」という意味ではなくって「同時代に生きる音楽」としてとらえている。まあ、ほとんどのジャズが、いまや「古典」だってこと。まあ、そんなに難しく考えることもないか。 ■話しちゃいけない店? まさか!! たまたま、ジャズやボサノバ(最近、小野リサにはまってます)がかかってるカフェ&バーなんだ。店のカンバンにはジャズなんてどこにも書いておりません。 プラズマTVではDVDを流してるけれど、音は完全に消してしまう。だから、マイルスやジョン・コルトレーンの映像は、めったに映し出されない。最近よくかかっているDVDは『カサブランカ』『モロッコ』『死刑台のエレベーター』『2001年宇宙の旅』『ヨコハマ・メリー』なのです。 ■Bitches Brew の思い出は何か? Bitches Brew が発売されてすぐ、吉祥寺の<ファミリー>でぼくのポジを流しながらマイルスの、いわゆる解説会を開いたんだけれども、もう立見がでるほどだった。<ファンキー>のマスター(野口伊織)や<メグ>のマスター(寺島靖国)も来てくれて、もの凄く盛り上がった。 実をいうと、ぼくは、Bitches Brew にそれほどの衝撃を受けなかった。マイルスはいつだってマイルスなんだ。マイルスは、パートナーを次々変えていっても、マイルス自身のプレイはそう変わっちゃいない__ってな提案をしたんだよね。 複合リズムだって、エレクトリックだって、時代の必然だって考えていた。 そうそうぼくは雑誌『ジャズ』を主宰していて、採用試験は、Bitches Brew をじっくり聴いてもらい、Bitches Brew について書いてもらうというものだった。当時編集室は恵比寿にあったんだけども、外(たとえばジャズ喫茶)で書いてきてもいいってことにしたら、半分以上戻ってこなかった。 編集スタッフには、後の『スウィングジャーナル』編集長(村田文一)や、後のオーディオ評論家(浅沼予史宏)らがいた。 |
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■MAPとお店案内 | ||
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■アクセス |
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東急東横線・白楽駅下車 徒歩5分 県道 上麻生道路六角橋交差点から徒歩1分 |
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■営業時間と定休日
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18:00~24:00 日曜定休
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■住所
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〒221-0822 横浜市神奈川区西神奈川3-152-1 プリーメニシャン・オータ101 |
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■PHONE
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090-8343-5621
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■URL
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http://bitchesbrew.web.fc2.com/
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■客席数
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20席(カウンター席5席)
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■オーディオ・ビジュアル
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【AudioT】 1.Pre Amp McIntosh C-11(1968年) 2.Power Amp McIntosh MC-30(1953年) 3.Player System TD-124 Thorens(1965年) Torn Arm SME3009(1975年) Cartridge Shure M-44G(1975年) TD-124 BASE(1978年) 4.Speaker System 416A Woofer(1950年) 806A Driver(1950年) 811A Horn(1950年) Enclosure FKJr.38 Realoaded(1978年) Universal Tweeter 800/5000N/W 【AudioU】 1.Premain Amp marantz PM-11S1 2.Super Audio CD Player marantz SA-11S1 marantz SA-15S1 3.Speaker B&W 804S 【Audio Visual】 パナソニック・プラズマTV |
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■ドリンクメニュー(ALL¥1000)
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【アルコール】 ビール キリン/アサヒ/レーベン・ブロイ バーボン(w) フォア・ローゼス/アーリー・タイムズ/エンシェントエイジ/ カナディアン・クラブ ウイスキー(w) サントリー角 ジン(w) ゴードン ウォッカ(w) アブサン/ズブロッカ/スミノフ/ストリッチナーヤ 焼酎 わんこ(麦)/なんこ(芋) ワイン 赤/白/ロゼ 【ノンアルコール】 ビール(アルコール・フリー) ジンジャーエール ジュース(オレンジ100%) ウーロン茶 紅茶(アーマッド・トワイニング) コーヒー(エスプレッソ)
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